こんにちは!ricoママです。
「平成最後の初場所」では、横綱稀勢の里が惜しまれながらも引退を発表しました。怪我に苦しみながらも「日本人横綱」として戦い続けた姿に感動の声が寄せられています。
稀勢の里が2017年の春場所で、優勝決定戦で当たったのは当時大関だった照ノ富士。
しかし、照ノ富士はその後、膝の怪我が悪化し、休場が続いています。番付もどんどん下がってしまい、「照ノ富士って今の番付はどこなんだろう?」と、ネットでも話題になっています。
照ノ富士は2015年の5月場所で幕内最高優勝を果たし、一時は「次期横綱」の呼び声も高かったのですが、2017年5月場所で古傷の左膝を痛め、途中休場も含めて休場が続いています。
照ノ富士の現状の番付や怪我の症状など、気になることをまとめてみました。
照ノ富士の現在の番付はどこ?
照ノ富士は、2017年の5月場所以降、途中休場が続き、同年11月場所では大関から転落。2018年3月場所では十両に転落しました。
同年5月場所では、初日から3日間休場した後に再出場しましたが、黒星が続き、7月場所で幕下に転落。
「昭和以降で大関経験者が幕下に落ちた例はない」という、異例の出来事に、相撲ファンならずとも心配になりましたよね・・・
ツイッターより
照ノ富士って今どこにいるの?
場所が始まるたびに、照ノ富士についてのツイートが増えていたのですが、特に1月場所で稀勢の里が引退したこともあって
「あの力士は今?」状態で、照ノ富士の気にかける人も増えましたね・・・
2019の1月場所での照ノ富士の番付ですが
三段目88枚目
という番付の位置にいました。
三段目の下位の番付で、全休となってしまった照ノ富士は、次の春場所では、序二段に降格することが予想されています。
相撲女子
照ノ富士にほんと頑張って欲しい!
稀勢の里の引退もあって、相撲ファンからも照ノ富士への熱い声援が寄せられています!
春場所での復帰が濃厚な照ノ富士ですが、怪我の状況はどうなのでしょうか?
照ノ富士の怪我の状況は?
2019年1月場所直前には、ひと月ほど前から四股などの基本運動を再開していたという照ノ富士。伊勢ケ浜親方は「関取に上がるためにやっている。万全の状態にしないといけない」と、取材陣に答えていました。
照ノ富士が四股などの基本運動を再開しているということは、膝が曲げれる状態にまで回復しているものと予想しているのですが、稽古中に痛めてしまうことも予想されますね・・・
ツイッターより
照ノ富士は体重が重すぎる、もっと痩せないと
ツイッターを見ていると、照ノ富士の体重についてのツイートがあったのですが
照ノ富士の現在の体格は、身長は193cm、体重は175kg。
身長が190cmを超えているので、太り過ぎという印象はあまりないのですが、幕内力士の平均身長は185cm、平均体重は150kgあたり。
平均と比べても照ノ富士の体重は重い方ですよね。
力士の中で理想的な体格って?
現在の幕内力士の中で、「理想的な体格」と言われているのが横綱白鵬。
白鵬は身長192cm、体重154kgと、力士の中では均整の取れた体格の持ち主で、横綱に昇進した2007年の5月場所後以降、10年以上横綱の地位を守り続けています。
2016年10月頃から場所の間に断食を取り入れており、2017年5月場所の優勝インタビューでは血管年齢が25歳であることを明かしている白鵬。
筋肉を8割ほどの太さでキープし、膝の負担を減らしているという情報もあり、さすがは横綱の地位を10年以上守り続けるだけあって、健康には人一倍気遣っている様子が伺えますね。
最近では、白鵬も休場が目立っていますが、それでも横綱として10年以上君臨できること自体、相撲ファンとしても「あっぱれ!」と言わざるを得ないです。
照ノ富士の話題から少し逸れてしまいましたが、力士として土俵に立つ為には、白鵬のように自己管理能力を高めることも必須になってきますね。
照ノ富士に限らず、「力士の大型化」が言われている今、怪我をしない為にはまずは「太り過ぎない体づくり」が基本になるのかなと実感しています。
その上で、怪我をした時には無理をして出場することなく「集中して治療する」ことも必要になりますよね。
公傷制度は復活しないの?
照ノ富士について検索していると「公傷制度を復活させて欲しい!」という声が上がっています。
相撲ファンの方なら「公傷制度」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、怪我をしてでも強行出場する背景には、公傷制度の廃止も要因の一つと言われています。
【公傷制度とは?】
大相撲にかつて負傷休場した横綱以外の力士に対する救済措置のこと。横綱以外の力士が、本場所の取組において発生した怪我による休場については、通常の休場(休みの日数によっては負け越し扱い)とはしないようにする制度であった。
公傷が認められた場合は、その場所は休みを負けに換算して番付を編成するが、次の場所は休場しても、その次の場所は同じ地位に留まれる。公傷は1回の怪我につき、1場所までの全休が認められた。
公傷制度を利用する為には、「全治2ヶ月以上の診断書を提出」という条件がありましたが、診断書を提出する力士が増え、休場力士が相次ぐ状態になりました。
その状況に「待った」をかけたのが、「昭和の大横綱」と言われた北の湖親方。親方が当時理事長を務めていた2003年の11月場所を最後に、公傷制度は廃止に。
公傷制度が無くなったことで、休場力士も一時からは減りましたが、照ノ富士のように怪我を押して強行で出場する力士を見ていると、公傷制度の復活を願いたくなりますよね・・・
また、十両に上がると月収100万円が支給されますが、十両から幕下に陥落すると給料は全く支払われない状態になります。
特に結婚をして家族を養っている力士にとっては、幕下に陥落してしまうと無給になってしまうので、大黒柱として土俵に上がり続けなければならないという状況・・・
2018年の11月場所で再十両になったベテランの豊ノ島も、アキレス腱断裂という大怪我を負い、幕下まで転落。
奥さんと当時4歳の娘さんがいる中で、一気に収入がなくなってしまった豊ノ島。奥さんが貯金を切り詰めて豊ノ島を支えていた姿はメディアでも紹介されていましたね。
見事に関取に返り咲いた時は、相撲ファンとしても「本当に良かった!」と涙が止まりませんでした・・・
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相撲という土俵の上では怪我ももちろん覚悟の上ですが、「どうすれば怪我をしない体になるのか」を相撲界全体で意識しなければならない、危機的状況であると言わざるを得ませんね・・・
照ノ富士の引退の可能性は?
照ノ富士が番付を下げ続けることで「いよいよ引退するのか」という声も上がってきていますが、師匠の伊勢ケ浜親方は「照ノ富士の引退は無い」と断言しています。ただ、このまま土俵への復帰が難しいとなると、引退という言葉もちらついてきますよね。
照ノ富士は1991年11月29日生まれの現在27歳。(2019年2月現在)
万が一引退するとなれば、大関経験者での20代引退はあまりにも早いです。
本人も、「まだまだ相撲を取りたい」との思いで、今日まで頑張っていることと思いますので、春場所での復帰に期待がかかりますね。
2年前の春場所では、稀勢の里に千秋楽の本割と優勝決定戦で敗れ、逆転優勝された悔しい思いが残っている照ノ富士。
この時の悔しさを晴らす為には、春場所で復帰して、悔しさをぶつける力強い相撲を見せてもらいたいです。
春場所で復帰となれば、大関経験者としても序二段ではまさに敵無し!番付を駆け上がってくるのも時間の問題でしょう。
まずは、春場所で万全の体制で出場できるように、場所前の稽古で古傷が痛まないよう調整をしてもらいたいなと思います。
照ノ富士の現在の番付についてまとめてきましたが、春場所で是非とも勇姿を見せていただきたいですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m